ブンデスリーガとプレミアリーグはフィジカルが重要視される理由とは
サッカーには求められる要素が数え切れないくらいあります。中でも、フィジカルは重要な要素です。特にフィジカルが重視されるのは、ブンデスリーガとプレミアリーグです。
ブンデスリーガはドイツ1部リーグのことで、ここでプレーする選手の多くはドイツ人です。ドイツ人選手の多くは体格が良く、190cmを超える選手も少なくありません。そのため、体の小さい選手にとってはフィジカルバトルで不利になると言われているのです。ブンデスリーガの場合、特にフィジカルが求められるシーンはセットプレーでしょう。
コーナーキックでゴール前にボールが上がると、体をぶつけあってポジションを確保し、何としてもゴールを奪うあるいは失点を避けるよう集中します。激しいフィジカルバトルでケガをする選手も多く、他のリーグではファールにならなくてもブンデスリーガではファールになるシーンも多いのです。
プレミアリーグでもフィジカルは重要です。プレミアリーグの場合は、ブンデスリーガのようなセットプレーの時よりも流れの中でフィジカルが求められます。プレミアリーグは基本的にはどこのチームもボールホルダーへのチェックが厳しいことでも知られています。味方からボールを受けるとすぐに相手が寄せてくるため、フィジカルを活かしてボールを守り突破しなければならないのです。
フィジカルが弱いと寄せられた時にボールを失ってしまうため、それまで別のリーグで活躍をしていた選手でも以前のように活躍できるケースは多くはありません。
プレミアリーグに来てフィジカルを身につけた選手で有名なのが、元スペイン代表MFシャビ・アロンソ選手です。それまではスペインリーグでプレーしており、プレミアリーグに移籍してからはフィジカルバトルで負けるシーンが目立っていました。しかし、トレーニングを重ねて試合を経験することで、激しいチャージにも耐えられるフィジカルを身につけて世界屈指のゲームメーカーへと成長したのです。